有給休暇の時効
Q.有給休暇は1年で消えてしまうの?
A.有給休暇の時効は2年ですので、1年で使いきれなかった分は翌年に繰り越します。
例えば、入社6ヶ月後に取得した有給は、入社2年6ヶ月後まで使えます。
有給は1年ごとに発生するので、 前年度の有給を消化していかなった場合は、前年度分と今年度分の有給を使えることになります。
なお、時効が2年なので、翌々年には繰り越しません。
有給の消化は古い方から先になるとは限らない
前年度分の残りと今年度分の有給が両方ある場合、どちらの有給が先に消化されるでしょうか?
「もちろん古い方から先に使うに決まってる」と思われるかもしれません。確かに、その方が労働者側にとっては得です。
しかし、これについて法令の決まりはありません。どちらを先に使うかは、企業が就業規則等で定めることができます。先に前年度分から消化する会社もあれば、今年度分から消化する会社もあるということです。
ですので、勝手に「古い方から消化する」と思い込んでしまうと、今年度の有給だけを使ってしまい、前年度の有給を繰り越せなくなる可能性があります。
ここは有給の意外な落とし穴です。
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