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各種の精神疾患1

 

 

うつ病

 

うつ病の患者は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが減少しており、脳内の情報伝達がスムーズに行なわれないことによるもの(モノアミン仮説)や、脳内の海馬領域での神経損傷が原因などと言われていますが、発病のメカニズムは、現状では不明です。

うつ病は、よく、心の風邪とも呼ばれており、誰でも一生に一度はかかるもの、と言われていますが、その言葉のイメージのように軽く見てはいけません。
場合によっては、自殺に至る可能性もあり、気持ちの持ち方や精神論だけでは解決できません。

うつ病は、心身の極度の疲労ですので、とにかく休息することが重要です。

うつ病に特徴的な症状として、以下のようなものがあります。
 ・抑うつ気分
 ・興味や喜びの喪失、減退
 ・食欲の減退
 ・睡眠の障害
 ・疲れやすい
 ・罪悪感
 ・思考力や集中力の低下
 ・自殺念慮

夫婦においては、「産後うつ」が、離婚問題に発展してしまう可能性もあります。

近年は、「新型うつ」と呼ばれる症状が多く見られるようになりました。
職場や学校では、典型的なうつ症状が現れますが、自宅にいる時や趣味に没頭している時などは、うつ症状は発生せず、また過食や過眠などの症状が現れることもあります。
これらの新型うつは、適応障害による場合も考えられます。

 

 

うつ状態

 

気分の落ち込みが強く、無気力、悲観的、食欲不振、疲労感などの症状があるが、うつ病には至らない状態のことです。
うつ病と断定できないときや、何らかの病名をつける必要があるときなどに、うつ状態と診断されるようです。また、裏に何らかの病気が隠れていることもあります。

離婚問題や夫婦問題、また子供の問題を抱えている場合には、うつ状態になってしまう方も多く、当事務所へご相談にいらっしゃるご夫婦の中にも、夫婦の一方、又は夫婦双方が、うつ状態となっていることも少なくありません。
離婚問題や夫婦問題でうつ状態となってしまった場合には、薬による治療も重要ですが、夫婦間の問題を解決することが、根本的な治療法となります。
 

 

適応障害・急性ストレス障害

 

ストレスにより引き起こされる情緒面や行動面の障害で、日常生活や社会生活において著しい障害がある状態のことです。置かれている環境にうまく適応できず、さまざまな心身症状により、対人関係や社会生活に支障をきたします。
抑うつ気分、不安、怒り、焦り、緊張、過敏、混乱、不眠、食欲不振、暴飲暴食、アルコール依存、ギャンブル依存、倦怠感、などの症状が生じることがあります。

ストレス因子から離れることで症状が改善する場合が多いようです。
うつ病やパニック障害、PTSDなどの症状にあてはまらず、病名がはっきりとしない場合にも、適応障害や急性ストレス障害と診断されることがあるようです。
 
 

アスペルガー症候群

 

知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わないもの、と言われています。

アスペルガー症候群の患者には、以下のような特徴があります。
 ・人間関係やコミュニケーションがうまくとれない
 ・相手の気持ちや考え方が良く分からない
 ・共感できない。空気が読めない
 ・特定のことがらへの興味や関心が強い
 ・仕事で同じ失敗を繰り返す
 ・冗談やたとえ話が理解できない
 ・生きずらさを感じる

配偶者がアスペルガー症候群だという方も多く、そのような場合、配偶者の考えていることがよくわからず、夫婦関係を維持していくのが困難となり、離婚に至るケースもあります。

※自閉症とは、3歳位までに現れる、
 ・他人との社会的関係の形成の困難さ
 ・言葉の発達の遅れ
 ・興味や関心が狭く特定のものにこだわる
を特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定されています。

 

 

注意欠陥多動性障害(ADHD)

 
年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすもの、と言われています。
7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全がある、と推定されています。

 

 

パニック障害、過呼吸

 

本能的な危険を察知する場所である、脳内の扁桃体の過活動により、呼吸や心拍数が増え、呼吸ができない、息が詰まる、激しい動悸、冷や汗、手足の震え、めまい、吐き気などの症状と、このまま死んでしまうかもしれない、という不安や恐怖を感じるものです。

過呼吸も同様の理由によるものですが、これまで、過呼吸の治療に効果的と言われていたペーパーバッグ法(紙袋を口にあてて、吐いた空気を再度吸い込むことにより、血中の二酸化炭素濃度を上げる方法)は、危険であるとの認識が広まりつつあります。

 

 

営業地域

 

埼玉県、桶川市、上尾市、北本市、鴻巣市、伊奈町、川島町、菖蒲町、さいたま市、川越市、加須市、東松山市、久喜市、蓮田市、など。

 

【リンク集】

 一般社団法人 日本臨床心理士会
 一般社団法人 日本公認心理師協会
 赤城高原ホスピタル
 久里浜医療センター
 厚生労働省 こころもメンテしよう

 

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