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本下水と集中浄化槽とではどちらが得か?

 土地購入をご検討の方から本下水(公共下水道)と集中浄化槽(合併浄化槽)とではどちらが得か?とのご質問をいただきました。「条件によりますのでどちらとも言えません。」というのが当事務所の回答です。
 公共下水道とは市町村が設置するもので比較的大規模なものになりますが、合併浄化槽は個人あるいは管理組合が設置するもので団地規模程度の小規模なものになります。
 建設費だけから見ると配管が短いだけに集中浄化槽のほうが圧倒的に安くつきますが、維持管理費は公共下水道のほうが安くなります。このため、人口密度の低いところでは集中浄化槽、高いところでは公共下水道のほうが安くなることが多いと言えます。
 料金徴収システムから見るといずれも家族の人数とは関係なく、公共下水の場合は水道使用量に比例して徴収されますが、合併処理層の場合には水道使用量とも関係なく殆どが一律料金となっています。したがって、水道使用量の多い大家族であれば合併処理層が有利、家族の少ない単身所帯などであれば公共下水のほうが有利と言えるでしょう。
 しかしながら、土地選びにあたっては汚水処理システムはそれほど重要な要因ではありません。やはり、通勤・通学・買い物・受診などの利便性を重視すべきでしょう。

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