国民健康保険
国民健康保険(国保)を運営するのは、私たちが住んでいる市区町村(保険者)です。国保は、加入者(被保険者)が納める保険料(税)や国などの補助金によって運営されています。
被保険者
職場の健康保険などに加入している人、生活保護を受けている人以外は、全ての人が国保に加入します。
- お店を経営している人、農業・漁業などに携わっている人とその家族
- パート・アルバイトなどで職場の健康保険に加入していない人
- 退職などにより、職場の健康保険をやめた人とその家族
- 外国人登録を行っていて、日本に1年以上滞在する人
加入は世帯ごと
国保では、大人や子どもの区別なく、一人ひとりが被保険者ですが、加入は世帯ごとで行います。その届け出は、世帯主が行います。
保険料
国民健康保険の保険料(国民健康保険税)は、
- 医療分保険料
- 後期高齢者支援金分保険料
- 介護分保険料(40歳以上65歳未満)
この3つの合計額からなります。
そして、それぞれについて、所得割・資産割・均等割・平等割の4つのポイントから保険料を算出します。
所得割
その世帯の所得に応じて算定(所得額×料率)
「住民税方式」と「旧ただし書き方式」と2種類あります。
- 住民税方式
住民税や市民税に対して保険料率を掛けて算出 - 旧ただし書き方式
総所得金額から基礎控除額(33万円)を引いた額に保険料率を掛けて算出
98%の自治体で後者の「旧ただし書き方式」が採用されています。なお、平成25年度に旧ただし書き方式に統一される予定です。
資産割
その世帯の資産に応じて算定(固定資産税額×料率)
均等割(被保険者均等割)
加入者一人当たりいくらとして算定(加入者数×均等割額)
平等割(世帯別平等割)
一世帯当たりいくらとして算定
これらの組み合わせ及び各項目の金額・割合(%)は、各市町村が個々に定めます。そのため、住んでいる市区町村によって保険料は大きく異なることがあります。
参考リンク:国民健康保険ガイド
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