帰化できる確率は?

帰化申請は、統計データによると、ほぼ99%の割合で帰化が許可されています。一見、「ほとんど許可される」と言っても過言ではないように見えます。

しかし、国籍という重大な事項について、そんなに簡単に許可が下りるとは考えにくいものです。

本当に99%?

99%という数字、これは本当の数字です。が、但し書きが付きます。この数字は、あくまで「実際に申請した人(申請者数)」における許可の割合です。もっと具体的に言うと「申請して、その後に取り下げなかった人」から算出した割合です。

帰化したかったけど、条件をクリアできずに申請に至らなかったり、申請したけど不備が見つかって取り下げたりしたような場合はカウントされていません。

ですから、「帰化したい人の99%が帰化できる」というものではありません。

実際のところ、「帰化を希望している方の4人に1人は、条件をクリアできないため申請に至らない」というデータもあります。条件が整って申請さえすれば99%の確率で許可が下りているとは言え、そう簡単に下りるようなものではない、ということです。

結局のところ

帰化できるかどうかは、帰化したい本人が帰化の条件をクリアすることができるか、つまりは本人次第ということになります。

前述の99%というデータが示すように、条件さえクリアしていれば、100%ではないにしても、許可が下りる可能性は極めて高いと言えるでしょう。

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